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ここは、「Luftleitbahnen」の別館です。
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一応私なりの達哉の心情を一人称で書いてみました。
誰よりも舞耶を思っているのに誰よりも側にいてはいけない自分。
自分の犯した罪の重さを知っているがゆえに苦しんでいて、それでも共に戦っているその一瞬、今だけでも側にいたいと思ってしまう。
それが自分の罪をより重いものに、苦しいものに変えていることを知っていてなお思ってしまうつらさ。
そんなものを書いてみたくて書きました。


-  痛み



あの女が俺に微笑むたび あの女が俺の名を呼ぶたびに
この世に在る筈のない 在ってはならない背中の傷が
焼けるように痛む


・・・・記憶・・・・リセット・・・・約束・・・・
断ち切ることの出来なかった想い


分かっている これが俺の犯した罪の重さだ
決して消すことの出来ない 極印


舞耶姉


あの女の共鳴を感じるたびに
あの女の存在を感じるたびに
傷の痛みが増してゆく・・・
俺の罪が増してゆく・・・


あの女を守りたかった 
あの女を守れなかった
俺は何度あの女を失うのだろう


俺がそばにいれば いや俺がここにいるそれだけで
俺はまたあの女を失ってしまう
俺の腕の中で 力を失っていく
あの女の身体 あの女の微笑み
もうたくさんだ こんな悲しみは
もう終わらせなければ・・・・・・全てを


そうしたら 背中のこの傷はもう痛まないだろうか
そうしたら 忘れられるだろうか
あの女が望んだように


それでも今だけ願わせてくれ あの女の微笑を
どうか今だけ望ませてくれ 俺の名を呼ぶ声を
この傷の痛みすら貴女の証となるように


どうか 今だけ ・・・・
(俺の罪が増してゆく・・・)
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