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ここは、「Luftleitbahnen」の別館です。
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コンセプトは「罪」でのラストシーンと「罰」での岩戸山を重ね合わせてたもので、舞耶のものと対になっています。
思い出した舞耶を前に、しかし自分の罪を語る事が出来ない達哉の心の葛藤。それを何とか表現してみたかったのですが・・・・
達哉の心情は、本当に辛さばかりで痛いです。


- ~涙~罪 -


失った過去を取り戻せたと
何より大事なこの場所を二度と失わないと
そう信じていた・・・


そう・・・信じていたんだ
今度こそこの手で守れると
舞耶姉を



何が起きている?
この手を濡らすものは
この温かい、冷たい赤は何だ?
何故この女は倒れている?


力を無くして横たわる人型
誰より大切な女の形をした人型
「どうしようもない現実」
誰かの声がそう笑ってる
滴り落ちる滴を受けても
もう二度と動かないその唇に
俺の名を呼ぶ声を求めて
この手は幾度その女を揺り動かしたろう?
冷たくなっていくその身体を
何度抱きしめ暖めた事だろう
それでも、それでもこの女が俺に微笑む事はない



思い出したのはありえない過去
失ったのはあるべき未来
それが俺の選択の結果
犯した罪


一つ、また一つ
あの女が思い出す
鏡の泉に過去を映して
最後の一瞬を、あの悪夢を
再び俺に突きつける


違う!そうじゃない!そうじゃないんだ!


俺の罪が痛みが増す
頬を濡らして俺を見つめるこの女は
・・・この女は知らない
俺の犯した罪を
この女への想いを
断ち切れなかった俺の弱さを


それでも俺は望んでしまう
この抱きしめてくれる温もりを
俺の名を呼ぶこの女の声を
その微笑を



この罪なる想いそれゆえに
俺は永久の咎人になる

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