拍手御礼過去ログ第4段。
猫の日話の続き物です。
まぁ、嫉妬して嫉妬されてのダメップル話です。
猫の日話の続き物です。
まぁ、嫉妬して嫉妬されてのダメップル話です。
こちらは御礼の拙いギャグSSです。
ギャグSSの小話弐の継承設定です。
もう卒業してます。
なので。。。真次郎さん呼び(させて見たかっただけ)
ぶっちゃけ、最短。ぶっちゃけキャラ崩壊。
「う~~~」
犬の唸り声かと思う様な低い響きが、向かいの人物から聞こえてくる。
「・・・なんだよ」
ため息をつきながら視線を向ければ、恨めしそうに透流が荒垣を見つめていた。
「真次郎さんばっかり琥珀と遊んでてずるいです!!」
「そういうお前だってずっとコロちゃん抱えてんだろうが!」
コロマルをブラッシングしながら透流が叫べば、猫じゃらしをパタパタとさせたまま荒垣が吼えた。
結局、ペット解禁の御触れが出回った後、荒垣は透流が拾ってきた小猫と、さらにコロマルも引取って一緒に暮らしていた。
ちなみに、卒業後は、彼女も一緒である。
小猫には、その目の色から琥珀と名づけられていた。
この辺も紆余曲折あるのだが、それはまた別途のお話しになる(かもしれない)。
「琥珀は私が拾ってきた猫ですよ!!」
「あぁそうだな、ペット禁止って知ってて拾ったよな。」
阿~といえば吽と返すように、端から見れば、どうでもいいような睨み合いが続いている。
そんな二人に、コロマルがワフっと小さく鳴いて琥珀を見つめる。
その呼びかけに、にぅと鳴いて琥珀が答えた。
「コロちゃん?」
「琥珀?」
コロマルがブラッシングしていたブラシを透流の手からパクリと咥えると、そのまま荒垣の元へととことこと歩いていく。
逆に、琥珀は猫じゃらしの根元を咥えると、そのまま透流の元へとパタパタと駆けていく。
「琥珀、私と遊びたいの? うふふ、いいよ~~遊ぼ~~」
「なんだ、俺にブラッシングして欲しいのか?コロちゃん」
お互い、満足げに笑うと、手の中の温もりに目を細めた。
5分後
「・・・・・」
無言だか、何か妙に圧迫感のある視線が透流を見つめる。
「・・・えっと、なんですか?」
上目遣いに見つめれば、目を座らせた荒垣が透流をじっと見つめている。
「琥珀ばっか構ってんじゃねえよ・・・」
「そういう真次郎さんだってコロちゃんばっかり・・・」
コロマルをブラッシングしている手を止めないまま荒垣がポツリと呟けば、手にしていた猫じゃらしをたゆたゆ揺らせたまま透流が俯いた。
「犬と比べんじゃねえよ・・・」
「だって、コロちゃん凄く気持ちよさそうにしてるし・・・」
お互い右肩下がりな雰囲気に、端から見れば、正直勝手にしろよと言いたくなる。
そんな二人に、琥珀がな~ぅと小さく鳴いてコロマルを見つめれば、コロマルが無言で目を瞬かせた。
『琥珀?コロちゃん?』
二人の声が重なる中、コロマルは荒垣の膝から降りると、透流の元へと足を運ぶ。
その手から猫じゃらしを奪い去ると、微かに開いていた台所への扉の向こうへと駆けていった。
それを追うように、琥珀もまた引き戸の奥へと姿を消すと、器用にその手で扉を閉じた。
『・・・・・・』
2匹の去った後を見つめて呆然とする二人に、いつしか苦笑の表情が浮かぶ。
透流は、コロマルのように、とことこと荒垣の元まで行くと、ぽすっとその膝の上に収まった。
そのままえへへっと見上げれば、優しい瞳が見返してくる。
大きな手が、コロマルにしていたように、頭を撫でてくれた。
「やっぱりここは私の席です」
「当たり前だ」
お互いの温もりを確かめながら見つめあえば、その影をゆっくりと重ねていくのだった。
にゃ~~
わぅ
扉の向こうで、呆れた声が微かに響いた・・・
ギャグSSの小話弐の継承設定です。
もう卒業してます。
なので。。。真次郎さん呼び(させて見たかっただけ)
ぶっちゃけ、最短。ぶっちゃけキャラ崩壊。
∞―――――――――∞ 小話 弐+ (Zwei Kubikzahl) ∞―――――――――∞
「う~~~」
犬の唸り声かと思う様な低い響きが、向かいの人物から聞こえてくる。
「・・・なんだよ」
ため息をつきながら視線を向ければ、恨めしそうに透流が荒垣を見つめていた。
「真次郎さんばっかり琥珀と遊んでてずるいです!!」
「そういうお前だってずっとコロちゃん抱えてんだろうが!」
コロマルをブラッシングしながら透流が叫べば、猫じゃらしをパタパタとさせたまま荒垣が吼えた。
結局、ペット解禁の御触れが出回った後、荒垣は透流が拾ってきた小猫と、さらにコロマルも引取って一緒に暮らしていた。
ちなみに、卒業後は、彼女も一緒である。
小猫には、その目の色から琥珀と名づけられていた。
この辺も紆余曲折あるのだが、それはまた別途のお話しになる(かもしれない)。
「琥珀は私が拾ってきた猫ですよ!!」
「あぁそうだな、ペット禁止って知ってて拾ったよな。」
阿~といえば吽と返すように、端から見れば、どうでもいいような睨み合いが続いている。
そんな二人に、コロマルがワフっと小さく鳴いて琥珀を見つめる。
その呼びかけに、にぅと鳴いて琥珀が答えた。
「コロちゃん?」
「琥珀?」
コロマルがブラッシングしていたブラシを透流の手からパクリと咥えると、そのまま荒垣の元へととことこと歩いていく。
逆に、琥珀は猫じゃらしの根元を咥えると、そのまま透流の元へとパタパタと駆けていく。
「琥珀、私と遊びたいの? うふふ、いいよ~~遊ぼ~~」
「なんだ、俺にブラッシングして欲しいのか?コロちゃん」
お互い、満足げに笑うと、手の中の温もりに目を細めた。
5分後
「・・・・・」
無言だか、何か妙に圧迫感のある視線が透流を見つめる。
「・・・えっと、なんですか?」
上目遣いに見つめれば、目を座らせた荒垣が透流をじっと見つめている。
「琥珀ばっか構ってんじゃねえよ・・・」
「そういう真次郎さんだってコロちゃんばっかり・・・」
コロマルをブラッシングしている手を止めないまま荒垣がポツリと呟けば、手にしていた猫じゃらしをたゆたゆ揺らせたまま透流が俯いた。
「犬と比べんじゃねえよ・・・」
「だって、コロちゃん凄く気持ちよさそうにしてるし・・・」
お互い右肩下がりな雰囲気に、端から見れば、正直勝手にしろよと言いたくなる。
そんな二人に、琥珀がな~ぅと小さく鳴いてコロマルを見つめれば、コロマルが無言で目を瞬かせた。
『琥珀?コロちゃん?』
二人の声が重なる中、コロマルは荒垣の膝から降りると、透流の元へと足を運ぶ。
その手から猫じゃらしを奪い去ると、微かに開いていた台所への扉の向こうへと駆けていった。
それを追うように、琥珀もまた引き戸の奥へと姿を消すと、器用にその手で扉を閉じた。
『・・・・・・』
2匹の去った後を見つめて呆然とする二人に、いつしか苦笑の表情が浮かぶ。
透流は、コロマルのように、とことこと荒垣の元まで行くと、ぽすっとその膝の上に収まった。
そのままえへへっと見上げれば、優しい瞳が見返してくる。
大きな手が、コロマルにしていたように、頭を撫でてくれた。
「やっぱりここは私の席です」
「当たり前だ」
お互いの温もりを確かめながら見つめあえば、その影をゆっくりと重ねていくのだった。
にゃ~~
わぅ
扉の向こうで、呆れた声が微かに響いた・・・
∞――――――――――――――――――――――――∞
いや、なんか嫉妬して嫉妬されてっていうのを読んでつい・・・
むしろ、獣に気を使われるダメップル
あ~、でも書いてて私が一番面白かったです(爆)
いや、なんか嫉妬して嫉妬されてっていうのを読んでつい・・・
むしろ、獣に気を使われるダメップル
あ~、でも書いてて私が一番面白かったです(爆)