もふ様のサイトの1万打リクにあつかましくもお願いして頂いて参りました!!
えへへ。たっからもの!!宝物!!♪♪
リク内容は<七夕デスマッチ>でIFな荒ハムでございます。
ほんと、勿体無いほど素敵な文章いただきましたよ~~(*ノノ)
ネタばれになるので、内容はいいませんが、年相応の先輩が堪能できまする。
むふ、むふふふふ、ぐふふふふ(落ち着けmiya)
もふ様!!本当にありがとうございました!!
もふ様の素敵サイトはこちら -ぺさんぽ部屋(仮)-
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∞――――――∞ 愛恋告白-アイレンコクハク- ∞――――――∞
少し薄暗い部屋。影時間と相俟って影の濃さは強調されるが、部屋の所々度を越した派手な 内装の雰囲気で不思議と影時間特有の不気味さは いささか鳴りをひそめているような錯覚を覚える。
それは愛欲やら淫欲かをささやかにでも煽るつもりだろうか、 唯げぼんで派手なだけのカバーで整えられたダブルベッドに横たわる彼女。
まるで頭にこびりつくようにどこからか囁かれる謎の声と、誰かが使っているのだろうシャワーの音に彼女は ゆっくりと意識を戻す。
それは先ほど突入したここホテル内の一室。
謎の声はまた囁く。それは歯止めない 欲望への誘いが如し。しかし彼女は持ち前の精神力の強さでもって まだぼんやりする意識ながらも声の誘惑をどうにか振り切り 正気を取り戻すことが出来た。
「………ここは………何でここに……」
確か大型シャドウの一体を倒し、閉じ込められて鏡を調べたところまでは覚えていたのだが。
そう思い出しながら彼女は横たわっていた身体を起こし、辺りを見回した。
差し当たって特に変わったところは見られない部屋。
このような雰囲気の場所に入るのも初めてで、今見渡す様子が普通なのか基準すら 分からない彼女には判断できない。
だが特にシャドウの気配は感じられなく、命に関わる危険はないように思える。
………唯一つ、気になることというならば彼女以外に浴室のシャワーを今使用している何者かが存在するということ。
彼女以外の行動出来る誰かとは戦闘メンバーに選んだ者たちしか居ないはずだ。
それに大型シャドウを倒す作戦中のはずが、どうして今更にシャワーを使う理由があるのだろうか。
彼女は釈然と出来ず首を捻り、誰が居るのか様子を探りに行動を起こそうか考えたその時。
キュッ。
水にせよお湯にせよ流れていた音は止み、少しして誰かが出てくる気配。
「………おう、お前も使うか?」
「――――あ、荒垣……先輩………っ」
戦闘メンバーの一人、荒垣が恥ずかしがることなく腰周りにバスタオルを巻いただけの殆ど裸の姿で出てきたのだ。 咄嗟のこととはいえ彼女は瞬時に頬を赤く染め、彼から視線を外そうと顔を背けた。
「? どうかしたか」
彼女が何故顔を背けてしまったのか分からず、まだ水滴の滴る髪をかき上げる荒垣。
「それより……」
「はい?」
未だ顔は背けたまま、そして動悸がして落ち着かない感情をひた隠すように、彼女はあまり余裕の持てない 掠れ気味の声で相槌打つ。
「お前は使わないのか、シャワー」
「はぁ!?」
何を言い出すのかとばかり、彼女は反射的に背けていた顔ごと荒垣へ視線を戻してしまう。
驚きを隠せない彼女とは反面、荒垣は彼女の反応に理解出来ないと首を傾げる。
「こういうのって女の方が気にするもんなんじゃねえのか」
「あ、あの…先輩? 先ほどからどうしたんですか?」
「何が」
「何がって、お、おかしいですよ先輩っ」
彼女はどきどきする感情を抑えて、現在の何かおかしい事態をしどろもどろだが追求し始めた。
これがたとえば二人が世間一般の恋人同士の関係で、極普通に恋人たちの甘い夜を迎えるだけならば何らおかしいこともない。
しかし彼女たちは大型シャドウ討伐の最中でもちろん影時間の中である。
緊張と使命感、それに身体を張った作戦遂行中ではこのような普通の事態が反対に異状と思えるのが不思議だ。
そう、不思議で異状だと理解しつつも彼女は荒垣を見つめ続けた。
普段ニット帽とPコート姿しか殆ど見たことのない彼女にとって、惜しげもなくとばかりに肌を晒している荒垣の 姿に目が放せなくなっていた。
それが唯の友達や知り合いの異性のものならばそれほど意識もしないだろうが、彼女の場合入寮してから 憧れと少しながらの好意を寄せている彼の肌だからこそ、落ち着きなくどきどきして感情を上手に扱えないでいるのだ。
(………先輩が彼氏だったならすごく嬉しいシチュエーション、だろうなぁ)
実際今の彼との関係は学校と特別課外活動部のメンバーで先輩後輩という繋がりだけ。
それでもまぁいいと彼女は今のところ満足していた。 彼が彼女をどう思っていようと、彼の近くに居られるならば。
(まぁ、そんな少女マンガみたい自己満足は後回しだよね。それよりも)
一見いつもとあまり変わらない様子の荒垣へ取り合えず服を着てもらおうと彼女は促す。 これ以上は眼福を通り越して目の毒だ、色々な意味で。
「荒垣先輩、とにかく服、着てください。私たちには目的があるでしょう」
この時彼女はまだ気づくことは出来なかった。
「目的………?」
「そうです。シャドウを倒すという……」
彼の双眸に潜む色を見極めることは敵わず、荒垣を説き伏せようと僅かに隙を見せてしまう。
「ここでの目的なんざ一つだけだろう」
(え?)
彼女が声を上げる間もなく、ベッドにて身体を起こしたままであった彼女の隙を突いて荒垣は彼女を組み敷いた。
ほんの一瞬で彼女は天井と荒垣の顔だけを視界に入れることとなる。
「………………………っ………」
緊張から彼女はごくりと唾を飲み込んだ。(ごく)と鳴ったのがやけに大きく響いた気がした。
目下突きつけられる鋭い眼差し、まるで獲物を捕らえた餓える肉食獣。 沈黙がどう料理して食そうか考えているようにも思えた。
状況に流されてはいけない。
彼女は荒垣のまだ緩い拘束を逃れようと身を捩るが、直ぐに細い両手は彼の片手のみで彼女の頭上に押さえられてしまう。
腕に力を込めて振り解こうと試みるが、がっちり押さえつける手はびくともしない。
戦う身故女性ながらも腕力などはある方だと彼女は自負していた、しかし男性で彼女と同じ立場の荒垣はそれ 以上の、しかも怪力といわんばかりに強かった。これでは流石の彼女も力での太刀打ちは全く敵わない。
そして荒垣を改めて男性、だと認識せざるを得なくなる。このようなときに余計なことばかり頭に浮かべるのは この状況下も原因の一つだろうが。
「……シャワー、使わねーんならもういいんだよな」
「……え?」
何が、と言う前に荒垣の顔は落ちてきて、彼女の頬に口付けを落とす。
何回も場所を変えて。それはふわりと触れる程度で、彼女の両手を拘束している力とは全くといっていいほど 違い優しい。
彼女は声を詰まらせ、突然の荒垣の行為に翻弄される。
異性として意識する相手からのそれに顔を真っ赤にして首のみで捩ることしかできない。
「嫌、なのか」
捩ったことを否定と捉えたのか、荒垣は顔を少しだけ離し問う。僅かに寂しそうに。
頬の口付けが中断され、僅かだけ名残惜しみつつも彼女は落ち着きを戻そうと一息呼吸し、問い返した。
「先輩は、唯の後輩で活動部のメンバーというだけの私に、そんな……恋人にするようなことをしていいんですか?」
彼女の知る限りの荒垣とは違う、目の前の彼の行動が流石におかしいと感じた彼女は真摯に問う。
唯の気まぐれでこんな行為をするならば お互いに傷つくだけだと彼女は解っていた。
「……恋人じゃねえと駄目ってか」
「……そうですよ。私なんかに……こんなことしちゃ駄目です」
「………………」
「…こ、こういうことは……将来先輩の、素敵な彼女さんにしてあげてください」
憧れ尊敬する先輩なのだ、きっとお似合いの……認められる素敵な彼女がいずれ現れるだろう。
淡くも秘める気持ちを告白も出来ず片思いで終わるにしろ、彼には幸せになって欲しい……。
彼女は胸の辺りがちくちく痛むことをやり過ごし、唯の後輩を組み敷くという間違っていると 思う行為を起こした荒垣を黙って見つめる。
沈黙。口を噤んでただただ組み敷いた彼女を見下ろす荒垣に、彼女は説得を聞き入れてくれたのかと期待した。
だがしかし彼が聞き入れた言葉は、彼女の抱いた目算から外れ、彼なりの解釈での 答えを出したのだった。
「じゃあ先にツバつけといてもいいよなぁ?」
「………………は?」
荒垣のまるで悪戯を思いついた子供のような笑み。
それと共に告げられた言葉を耳に入れ、彼女の思考は録画装置の一時停止の如しフリーズする。
紅い瞳を丸々と見開き固まってしまった彼女の態度を面白がり、荒垣は追い討ちすべくもう一度彼女の 瞳へ眼差しをぶつけて告げた。
「……今、手ぇつけといたら、お前は俺のものになるんだろ」
停まった。今度こそ完全に。
それまで彼女は一時停止状態でもまだ僅かばかり聴覚も活きていた。
そこへトドメとばかりの荒垣の告白まがいの脅迫またはその逆と呼べばいいのだろうか。
もはや顔全体から首下、耳に至るまで真っ赤っかのトマトよろしく、彼女は身体中の強張っていた力も 抜けきってしまい無抵抗と化した。
心の中に宿す数体のペルソナたちも、心の主である彼女がこうなってしまってはどうにもできない。
彼女の様子と抵抗の具合がなくなったことで彼は抑えていた両手を解放し、右手と左手それぞれに手を絡めて 先ほどまでよりずっと優しい拘束を施す。
満足そうに微笑むと再び顔を落として頬や額、瞼などに次々と軽い口付けを落としていく。
残すところ唇だけとなりゆっくりと顔を落としてゆく荒垣は、聞き取れるかギリギリの低音で囁いた。
「……… 」
唇と唇が触れる寸前、部屋の外……廊下から騒がしく物音と声が聞こえてきた。
それをきっかけに荒垣の動作がぴたり、と留まる。物音と声は段々近づいてきている。
同時に彼女も我に返り、微動だせずの彼を様子見がてら見つめる。するとどちらかといえば無表情に近かった その表情が見る見る真っ赤に染まり、眼差しも目を丸くさせて(びくり)と身体を強張らせた。
「――――っ!? んなっ!!! 何だこれ!!?」
叫ぶと共に実に素早く組み敷いていた彼女から身を離し、飛び起きた荒垣は勢い余りベッドから落ちてしまう。
どさり、と頭でも打ったような音を立てて彼女は心配の余り起き上がって、
「あ、荒垣先輩! 大丈夫ですか!」
その後、大慌てで服を着込んだ荒垣は彼女に対しての非礼とばかり、頭を下げて謝った。
「済まなかった! とんでもねーことお前にしちまって……」
「……いえ、変な声が聞こえていたしきっと先輩も正気ではなかったんです。大したことないですからそんなに 謝らないでください」
横たわり僅かに乱れていた身なりを正し、青ざめている荒垣を宥める彼女。 それでも彼はまだ気が済まない様子であった。
「でもよ…あんまよく覚えてねぇし、お前になんかあったなら俺は……」
「だ、大丈夫ですっ。ギリでセーフでしたからっ」
先までの唇以外の顔中への口付けの雨を思い出し、彼女は(かぁ)と瞬時に頬を染めてしまう。
そんな彼女の態度を見て荒垣は青白さを通り越し紙のように白く顔色を変え、益々己の過失を責めた。
「―――やっぱり、言えねーことやらかしちまったんだな!? 嫁入り前の娘に俺はなんつーことを!!」
荒垣は叫び膝を落として頭を抱え、相当悔やんで突っ伏した。それはもう憐れといえる姿である。
「せ、先輩…っ、本当に大したことなかったんです、顔を上げてくださいよ」
「いやもう俺はお前と顔を合せる資格はねぇ! 本当に済まないことした! この作戦が終わったらメンバーを抜けて 寮を出て行く!!」
「先輩のせいじゃありませんし、きっとこれもシャドウの仕業なんですよっだからそこまで 思いつめないでくださいって!」
のちに、二人の居る部屋は扉に鍵が掛かっておらず、探しに来た頬に見事な紅葉を貼り付けた 順平とゆかりが駆け込んでくると 床に頭を擦りつけ土下座する荒垣と、ベッドの上から 必死に(なんでもない、頭を上げて)と困惑しながら説得するリーダーの 、もの珍しいやり取りを目撃したらしい。
「おーい、二人ともー………って聞いちゃいねー」
「………………(なんとなーく原因は解っちゃったけどね)」
∞――――――――――――――――――――――――∞
もふ様、本当にありがとうございました<(_ _)>
先輩・・・もうそのままツバつけちゃえ!!
って、ゴッドハンドが飛んで来そうですね。(汗)
ほっとくとコメントで暴走するので・・・大人しくしてます。はい。
素敵な宝物が増えました~~~ヽ≧∇≦ノ
もふ様、本当にありがとうございました<(_ _)>
先輩・・・もうそのままツバつけちゃえ!!
って、ゴッドハンドが飛んで来そうですね。(汗)
ほっとくとコメントで暴走するので・・・大人しくしてます。はい。
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